飯田の煙火(はなび)
飯田の町は、かつて飯田城の城下町でした。 飯田の煙火は、正徳2年(1712)の「今宮」の祭礼で神主が打ち揚げたのが始まりと言われています。 江戸時代末期には、7月に「大宮」(現在の大宮諏訪神社)、8月に「今宮」(現在の郊戸八幡宮)の祭礼で煙火が行なわれていました。 現在、飯田・上飯田では、この2社を含めて5つの神社の祭礼で煙火が打ち揚げられます。 城下町の飯田で始まった文化が、発展して今も受け継がれています。 ※今年は江戸時代の飯田を治めた堀氏が寛文12年(1672)に飯田藩主となって350 年の節目の年です。 美術博物館では9月23日(金・祝)から11月6日(日)にかけて特別展「城下町飯田と飯田藩」を開催します。