新野の盆踊りのコロナ禍での継承を巡る短編ドキュメンタリー作品が公開中

490年以上、一度も中止したことが無いとされる「新野の盆踊り」は、今年はコロナ禍により開催中止となりました。 「一度中止にしたら盆踊り自体が今後なくなってしまいかねない」。 そんな危機感を抱き、盆踊りの継承に奮闘する、阿南町新野出身女性のドキュメンタリーです。 この作品には、新野の民俗文化を調査し、文字と映像により記録して後世に伝えることを目的として、新野雪祭り保存会や阿南町、南信州広域連合などで組織された「南信州阿南町新野雪祭等資産化事業実行委員会」が撮影した映像を提供しています。   500年続いた盆踊りがコロナ禍で中止 「伝統」をいかに引き継ぐか、奮闘する住民【#コロナとどう暮らす】 https://creators.yahoo.co.jp/otashingo/0200079639  

「新野の盆踊り」ワークショップin 東京・上田 大盛況

500年以上の歴史を持ち、南信州を代表する国重要無形民俗文化財の「新野の盆踊り」ワークショップが、6月30日(東京)と7月6日(上田)で初めて行われました。主催は、新野高原盆踊りワークショップ実行委員会(委員長:小川博) 東京会場の長野県アンテナショップ「銀座NAGANO」には、この程公募により制作された「南信州民俗芸能ロゴマーク」が新野の盆踊りポスターと共に掲示され、南信州の豊富な民俗芸能をブランドとしてアピール。80名を超える参加者は、プレゼンに続き盆踊りを楽しみました。参加者の3分の2は、事前の新聞広告やフェイスブックなどのSNSで知って参加したみなさんでした。 翌週行われた上田会場「イベントホール犀の角」でも20名近くの参加者があり、8月14/15/16~17日朝まで行われる「新野の盆踊り」本番への参加を希望する声が多く聞かれました。 「今まで思っていた盆踊りと全く違って面白い」「夜9時から翌朝6時まで3日間で27時間も連続してしかも生声で踊るなんて信じられない」「亡くなった御霊をみんなで踊って供養する本当の盆踊りが残っていてすばらしい」などの声が聞かれました。今回のワークショップから、来場者が求めているのは観光化された見せ物の盆踊りではなく、地元住民の信仰心から自分が踊って楽しむ本物の盆踊りに魅力を感じる「本物志向」が増えていると感じました。 こういった南信州の民俗芸能のPR活動や行事本番でのロゴマークの活用によって、南信州の村々に散らばる芸能が一つのブランドとして、広く世界に発信していくことで、祭りに携わる人々の誇りと伝統文化の伝承につながり、南信州エリアとしての観光資源としての価値が高まっていくものと考えられます。(文責:実行委員 金田信夫)

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